先を見越して調整する
生産課は購買・生産管理・検査の3部門があり、私はOEM製品と自社製品の注文から出荷までの生産管理を担当しています。お客様や営業部との打ち合わせで量産化が決まると部品や製造委託先を手配し、納期や価格の調整といった生産計画を立てます。昨今、部品の納期が不透明な時期もありましたが、製品供給を滞らせないことを一番に考え、お客様と調整しながら1年先、2年先を見越して先手を打ってきました。その甲斐もあり、計画通りに製品を納品することができ、やりがいを感じることができました。
不具合を品質向上に転換する
製造委託先から納品された製品は、当社の検査部門が最終検査を行っています。不具合が発生すれば製造委託先の現場を検証して、作業のやり方を見直してもらったり、作業しやすいように仕様を変更したりすることもあります。そのためには製造の知識も不可欠で、現場で教えてもらいながら勉強をしました。トラブル時はまずは影響を抑えることが急務ですが、生産課だけではなく品質保証部門、技術部門などが協力して解決することにより品質の向上にもつながっています。
お客様から信頼される技術者に
学生時代は電子工学を学び、ものづくりで社会に貢献したいと考えていました。
「お客様の幸せが一番で、自社の儲けはお客様の幸せの後に巡ってくる」という社長の言葉に共感し、パル技研で働きたいと思いました。入社の前には直属の上司に社内を案内してもらい、生産課で自分に求められていることを丁寧に説明してもらったことで、具体的な仕事内容をイメージすることもできました。
今の目標は、主任に昇格して生産管理担当者として一人前になること。お客様にも「私にまかせてください」と自信を持って言えるような技術者に成長したいと思います。